秋田県湯沢市の老舗「お菓子のくらた」が作る「おばこナ・ひでこナ」。
ちょっと不思議な名前と、秋田らしさを感じる個性的なパッケージが印象的なお菓子です。
赤い帯の「おばこナ」は黒砂糖餡、黄色い帯の「ひでこナ」は白味噌餡。
どちらもしっとりとしたカステラ生地で餡を包んだ焼き菓子で、和菓子でありながらバターの風味も感じられます。公式サイトでも、秋田民謡の「秋田おばこ」と「ひでこ節」を題材にした、お菓子のくらたのロングセラーとして紹介されています。
華やかさよりも、食べるとほっとするような素朴なおいしさ。
今回は「おばこナ」と「ひでこナ」、2種類を食べ比べてみました。

商品との出会い
今回紹介する「おばこナ・ひでこナ」を作っているのは、秋田県湯沢市のお菓子のくらた。
1853年創業という長い歴史を持つ秋田の老舗菓子店で、現在も自家製餡や素材を大切にしながら和菓子・洋菓子を作っています。
「おばこナ・ひでこナ」は、秋田民謡の「秋田おばこ」と「ひでこ節」を題材にしたお菓子。
赤帯と黄帯で見分けられる2種類のパッケージには、どこか昔ながらの秋田らしい雰囲気があります。


発売から長く親しまれてきた商品で、アルミホイルに包んで焼くことで生地をしっとり仕上げる製法も特徴のひとつです。
商品の特徴
「おばこナ」と「ひでこナ」は、外側の生地はよく似ていますが、中に包まれている餡が違います。
おばこナ(赤帯)は、しっとりとしたカステラ生地の中に黒砂糖餡。
ひでこナ(黄帯)は、同じくしっとりした生地の中に白味噌餡が入っています。
公式通販の商品情報によると、おばこナには北海道産小豆や秋田県産小麦、卵、バターなどが使われています。ひでこナには北海道産の手亡豆、秋田県産小麦、卵、バター、白味噌などが使われています。
一見すると和菓子ですが、生地にバターを使っているため、食べると洋菓子のような風味も感じられます。
昔ながらの餡とバター香る生地。
和菓子と洋菓子の間のような味わいも、このお菓子の面白いところです。
実食感想
まずは黄色い帯の「ひでこナ」。

生地はしっとりしていて、口に入れるとほんのりバターの風味。
中の白味噌餡は、名前から想像するほど味噌の味が強いわけではありません。
塩気を前面に感じるというより、まろやかで上品な甘さ。
白餡のような優しい味わいの中に、白味噌のコクが加わっています。
派手ではありませんが、食べているとどこか懐かしく感じる味です。
続いて、赤い帯の「おばこナ」。

こちらは中の餡が濃い茶色。
ひと口食べると、黒砂糖らしいコクのある甘さがしっかり感じられます。
ただ、餡だけが強く主張するのではなく、バターの風味を感じる生地と合わさることで、全体はとてもまろやか。
黒砂糖のコクを楽しむ「おばこナ」と、白味噌の優しい甘さを楽しむ「ひでこナ」。
同じ生地なのに、中の餡が変わるだけで印象はかなり違います。
個人的には、どちらも温かいお茶はもちろん、コーヒーにもよく合いそうな味だと感じました。
おすすめポイント
一番の魅力は、やはり2種類の餡を食べ比べられること。
黒砂糖餡と白味噌餡という組み合わせも、ありそうであまり見かけません。
しっとりしたカステラ生地にはバターの風味があり、昔ながらの和菓子でありながら少し洋菓子らしさもあります。
また、個包装なので配りやすく、秋田土産や職場へのお土産にも使いやすそうです。
賞味期限も製造日から40日と比較的長く設定されています。
商品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | おばこナ・ひでこナ |
| 製造・販売 | 株式会社くらた |
| 所在地 | 秋田県湯沢市黄金原1番地 |
| おばこナ | 黒砂糖餡入り |
| ひでこナ | 白味噌餡入り |
| 特定原材料 | 卵・乳・小麦 |
| 賞味期限 | 製造日より40日 |
| 価格 | 5個入 980円(税込)~ |
2026年9月現在、公式オンラインショップでは5個入980円、8個入1,580円、10個入1,960円、16個入3,120円などが販売されています。
※価格や販売内容は変更される場合があります。
どこで買える?
お菓子のくらたは、秋田県内に13店舗を展開しています。ロードサイド店やスーパーマーケット内の店舗を中心に販売されています。
また、東京では秋田県のアンテナショップなどでも取り扱いが案内されています。
秋田まで行けない場合は、お菓子のくらた公式オンラインショップからお取り寄せ可能。
5個入りから30個入りまで複数のサイズがあるので、自宅用にも贈答用にも選びやすくなっています。
まとめ
秋田県湯沢市の老舗「お菓子のくらた」が作る「おばこナ・ひでこナ」。
赤帯のおばこナには黒砂糖餡。
黄帯のひでこナには白味噌餡。
それぞれ違う餡を、しっとりしたカステラ生地で包んだ焼き菓子です。
おばこナは、黒砂糖のコクを感じる懐かしい甘さ。
ひでこナは、白味噌を使ったまろやかで優しい甘さ。
そして、どちらにも共通して感じるのが、生地から広がるバターの風味です。
昔ながらの和菓子らしさがありながら、どこか洋菓子のようでもある。
派手さはありませんが、食べるとほっとするような優しい味わいが印象に残りました。
2種類を並べて、
「今日はどっちにしようかな」
と選ぶのも楽しい。
秋田の土地柄と昔ながらのお菓子作りを感じられる、素朴で懐かしい秋田銘菓でした。


